地図の利点

皆さんは普段の生活の中で地図を利用されますか?地図というと、小学校で習った「地形図」をイメージするかもしれません。もしかしたら、地形図の読取りなどの内容がもとで、地理に苦手意識を持つ人もいるかもしれません。しかし、皆さんはスマートフォーンやパソコンからGoogle MapやYahoo MapなどのWeb上の地図を閲覧することはありませんか?もしかしたら、ほぼ毎日利用しているかもしれません。

では、なぜ皆さんは地図を利用するのですか?一言でいうと、自分の行き先が分かりやすいからだと思います。例えば、JR杉本町から市大の1号館に行きたいとします。言葉を用いて説明すると、「JR杉本町の東口から右に曲がって、そこから約10mほど進み、さらに右に曲がって真っすく約150m進み、次に左に曲がって・・・・・・・。」と、丁寧に説明しないと初めて訪問する人には伝わらないでしょう。しかし、皆さんが普段利用するWeb上の地図を見ると、一目でJR杉本町と市大との位置関係や道順が分かるのではないでしょうか?実は、地図は「優れたコミュニケーションの道具」です。この道具は文字が発達する以前から我々の祖先から利用されて今日に至ります。

文字や数字のみの情報と比較すると地図は短時間に相手により多くの情報を伝えることができるため、皆さんが普段利用する地図(道路地図)以外にも、統計情報を示した地図や、災害のリスクを示したハザードマップなどに利用されています。